診療科:外科 紹介

   院長以下常勤5名、非常勤1名のスタッフ(院長:吉仲、副院長:田、外科部長:坂田、医師:北村、白石、 非常勤:原田)で消化器(食道、胃、大腸、肝・胆・膵)疾患の外科診療はもとより、一般外科(ヘルニアなど)救 急外科(交通外傷など)など多領域にわたり外科全般の診療を行っております。近年は300-350件程度の手 術症例です。
   当院は熊本県指定のがん診療連携拠点病院でもあり、癌手術は胃癌、大腸癌をメインに手術を行っております。
   患者さんの負担を減らすために平成26年度から腹腔鏡下の手術を導入しました。腹腔鏡下手術は開腹 手術に比べ傷が小さく、手術後の痛みが軽い、癒着しにくい、入院期間が短いなどの利点があります。悪性腫 瘍では胃癌、大腸癌などを中心に行っております。良性疾患では胆石・癒着性イレウス・ヘルニア・虫垂炎など の大部分は腹腔鏡下で行っております。
   癌の診療は外科治療に限らず、化学療法や緩和医療にも力を入れています。外来棟の2階に広くゆったり とした外来化学療法室があり、快適な環境で行えるようになっています。
   開放型の病院としては、患者さんに最良の治療ができるように医師会の先生方としっかりとした連携を維 持できるように努力しています。またより気軽に相談していただき、顔が見える関係が築けるように月1回の消 化器症例検討会(臨床病理カンファレンス)を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症のため現在 休止中です。参加御希望の先生はご連絡いただければ幸いです。
   毎週木曜日には消化器内科と、合同カンファレンスを行い手術症例などについて検討を行っています。ま た外科の病棟並びに術前カンファレンスを毎週木曜日に行っています。
   天草地域の特徴としてご高齢の患者さんが多く、それぞれの患者さんの病態に応じた最良の治療法を選 択するように引き続き心がけて日夜努力しています。