リハビリテーション部紹介
当センターのリハビリテーション部は理学療法・作業療法・言語療法からなり、脳神経外科・整形外科を中心に
急性期の患者様を対象にリハビリテーションを提供しています。
施設基準
脳血管等リハビリテーションⅡ
運動器リハビリテーションⅠ
心大血管リハビリテーションⅠ
呼吸器疾患リハビリテーションンⅡ
以上の認定施設です
リハビリテーションスタッフ (令和元年10月現在)
理学療法士 8名
作業療法士 3名
言語聴覚士 2名
看護師 3名
リハビリ助手 2名
当センターリハビリテーションの特徴 (疾患別リハビリテーション)
脳血管疾患リハビリテーション
脳卒中や難病疾患等の方に対するリハビリテーションを実施し、発症後早期より
リスク管理(血圧・脈拍・体内の酸素の取り入れ状態・呼吸状態の確認)を行いながら早期離床を
促して日常生活動作の獲得を目指します。
* 手・足の機能回復練習
* ベッド上動作練習(寝返り・起き上がり)
* 坐位練習
* 移乗動作練習
* 起立練習
* 歩行練習(平行棒→(歩行器)→一本杖)
* 階段昇降練習
* 車椅子駆動練習
* 日常生活動作練習
運動器リハビリテーション
大腿骨頚部骨折・人工関節置換術・その他骨折・外傷の患者様に手術後翌日より
早期離床、廃用性の予防を図るためリハビリテーションを実施します。
* 関節可動域訓練
* 筋力増強訓練
* 荷重訓練
* 歩行訓練
* 協調訓練
* 体力向上訓練
心大血管リハビリテーション
心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓外科手術後、大動脈疾患等の患者さまの日常生活
能力の回復、生活の質の向上、さらには再発予防および生命予後の改善を目的としたリハビリテーション
を実施しています。適切な運動プログラムに基づく運動療法を主体に、服薬指導、栄養指導、禁煙指導、
生活指導など包括的な教育プログラムを提供しています。
* 筋力トレーニング
* 歩行
* エルゴメーター
呼吸リハビリテーション
呼吸リハビリテーションは年齢とともに日々衰える身体機能を向上させるために行い、快適な日常生活を支援するものです。
呼吸に関わる筋力の向上や足腰の筋力強化、胸郭や呼吸に必要な筋肉の柔軟性保持、改善を目標にしています。特に高齢化で
問題視される体力低下を防ぐという面では注目されています。
* 腹式呼吸訓練
* 排痰法
* 歩行訓練
* 筋力訓練
療法科紹介
理学療法
理学療法では病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した人々に運動
機能の回復、日常生活活動(ADL)の改善を図ります。筋力、麻痺、関節可動域、協調性などの身体機能
の改善を図る「運動療法」、温熱、電気光線などの物理的刺激を用いて痛みの軽減等を図る「物理療法、
また、基本動作や能力の回復を図る「日常生活動作訓練」があります。
【運動療法】
関節可動域訓練、筋力増強訓練、麻痺の機能回復訓練、バランス訓練、歩行訓練などを行います。
【物理療法】
物理的刺激を与え、痛みの軽減、血行の改善を図ります。当センターでは
・ホットパック
・マイクロウェーブ
・干渉波
・レーザー
・赤外線
・パラフィン
・渦流浴
・牽引
・メドマー などがあります。
【日常生活動作】
日常生活動作(寝返り・起き上がり・坐位・立ち上がり)を練習します。家庭復帰に向けて入浴動作訓練
等も実施します。
作業療法
作業療法では病気やけがによる心身機能の低下に対し日常生活の再獲得を図れる
よう治療・指導・援助を行っています。
【身体機能】
上肢を中心に機能回復・筋力向上などを図ります。
【日常生活動作】
食事や排泄、着替え、入浴など、身の回りの生活に必要な動作が自立して行えるよう援助・指導します
【家事動作】
自宅退院に向けて調理訓練を行います。その他の家事動作訓練(洗濯・掃除など)も行います。
【高次脳機能】
脳卒中後遺症による記憶や見当識障害(日時・場所など)・注意障害に対し訓練を行います。
言語聴覚療法
脳梗塞や脳出血、事故による頭部外傷、神経疾患などでおこる「ことばの障害」
(失語症や構音障害)や「のみこみの障害」(摂食・嚥下障害)などに対して訓練を行います。