認定看護師の紹介
がん化学療法看護認定看護師
がん化学療法は入院から外来へと治療の場が移行しています。がん化学療法を受ける患者が、 安全・安楽に治療を受け、自宅において副作用に対するセルフケア能力が確立できるよう支援していきたいと思っています。 そのため、気がかりなことを聞いたり副作用対策の説明を行ったりしています。<山田由美子>
緩和ケア認定看護師
緩和ケアは、がんが進行した時期だけではなく、がんの診断や治療と並行して行われるべきものです。 緩和ケアを早期から導入する事で治療の副作用や痛みなどのつらい症状を緩和しながら治療が出来ます。また、治療が出来 なくなっても何も出来ないのではなく、つらい症状を緩和し、最期までその人らしい生き方が出来るよう、緩和ケアチームで 関わっていきます。その中で認定看護師としての専門的知識やケアの提供ができるよう、頑張っていきたいと思っています。 <長嶋由美>
感染管理認定看護師
感染から患者さんや職員を守るため、職員への標準予防策の指導、耐性菌の感染経路調査、職業感染防止
対策として針刺し事故の対応や職員の流行性ウイルス抗体ワクチンの推奨、医療器具関連感染のサーベイランス、感染管理に
ついての相談等を受けています。
患者さんが安心して入院生活を送れるよう、また職員も安全に仕事が出来るよう感染対策に
努めていきたいと考えています。<山本直美>
これまでにSARSやMERA、インフルエンザA(H1N1)pdm2009の感染症を体験し、近年ではCOVID‐19のパンデミックにより、 世界中に感染対策の必要性が理解されました。感染対策は、ウイルス・細菌・真菌など見えない微生物との戦いです。健康な人には問題のない 微生物が、免疫力が低下している人では重篤な感染症になる場合もあります。患者様と職員の症状や感染対策をみる細やかな視点、集団の疫学 データやシステムを俯瞰してみる多角的な視点、そしてみえないものをみえるようにする創意工夫を心掛けています。患者を守り、職員を守り、 そして社会へ貢献できる活動を実践します。<三田由美子>
摂食嚥下障害看護認定看護師
何らかの原因で「食べる・飲み込む」機能に障害を抱えた患者さんに対し、安全においしく食事を食べて いただけるよう口腔ケアやリハビリテーションなどを実践しています。また、言語聴覚士・管理栄養士など他職種と連携し、 嚥下スクリーニング・訓練内容の設定・栄養管理を行っています。一人でも多くの患者さん・ご家族の「口から食べたい」に 応えられるよう支援していきたいと思います。<橋元美和>
糖尿病看護認定看護師
糖尿病の治療には食事・運動・薬物療法があり、これらは自己管理が必要な病気です。糖尿病を もちながら生活する患者さんの思いを知り、共に考えることで生涯にわたり糖尿病とうまく付き合いながら、その人らしく 生活していくことが出来るようサポートしていきたいと思います。また実践・指導・相談の役割を通し、院内の糖尿病看護の 質の向上にも努めていきたいと考えています。<今村敬代>
糖尿病は生涯にわたって治療やセルフケアが必要な慢性疾患であり、生活習慣改善のための行動変容と その維持はとても難しいものです。患者さんの生活史をひも解き、「生活者」として捉え、その人らしい生活が送れるように 他スタッフと協力し包括的な支援をしていきたいと思います。そして、患者さんや他スタッフへの支援能力の向上を目指し、 日々精進していきたいと思います。<山下仁美>
皮膚排泄ケア認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師とは、創傷・オストミー・失禁の患者さんを対象に専門的なケアを提供する看護師です。主な活動内容は、創傷・オストミー
・失禁ケアに関するコンサルテーション活動を行い、看護の質の向上・患者さんのQOL向上に努めています。また週1 回のストーマ外来、医師と共に褥瘡
ラウンド、排尿自立に向けたラウンドを行っています。スキンケアの一番大切なことは予防ケアです。患者さんの皮膚を守るためにも、スタッフの教育・指導
を徹底し、日々の予防ケアに力を入れていきたいと考えています。
〈嶋田香代〉
その他
看護部では上記以外にも以下の専門分野の資格を持った看護師がリーダーシップを取っています。(2023年4月末現在)
認定看護管理者:1名
感染管理認定看護師:2名
がん化学療法看護認定看護師:1名
緩和ケア認定看護師:1名
摂食嚥下障害看護認定看護師:1名
糖尿病看護認定看護師:2名
皮膚排泄ケア認定看護師:1名
など